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鼻顔稲荷神社
本殿

鼻顔稲荷神社 本殿
正式名称/別称はなづらいなりじんじゃ ほんでん
鼻顔稲荷神社 本殿
規模
★★★★☆
斜面部:整地基壇(石垣)
懸造り部:木造/鉄骨 朱塗り 桁行?間 梁間一間 貫四段 筋交あり
上屋部:木造 朱塗り 切妻造り 青銅板葺き 桁行?間 梁間四間
文化的価値
★★☆☆☆
永禄年間(1558〜1569) 建立
平成27(2015)年 竜巻被害のため改修
宗教的価値
★★★☆☆
祭神:宇迦乃御魂命、猿田彦命、大宮能売大神
五大稲荷
稲荷系
秘境度
★★☆☆☆
山道なし 石段あり
〒385-0022
長野県佐久市岩村田4261
JR小海線岩村田駅より徒歩約15分
眺望
★★★☆☆
西面よりほぼ三面、湯川と佐久市街が見渡せる
信州東信の懸造りめぐりの最後は、佐久市にある鼻顔稲荷神社(はなづらいなりじんじゃ)に行った。郊外を流れる湯川(ゆかわ)の川岸に、一際目立つ朱塗りの懸造り社殿が立っていた。名前も建物もちょっと変哲なイメージがしていた神社だったが、京都の伏見、愛知の豊川、佐賀の祐徳、茨城の笠間に並ぶ五大稲荷というらしい。

鼻顔稲荷神社1

川岸から見上げた鼻顔稲荷神社の社殿
全くもって神社っぽくない雰囲気

鼻顔稲荷神社2

横に長く、古い木造校舎のような造りだった

鼻顔稲荷神社3

鳥居のある石段を登ったところから見た、前方の崖と懸造り
全て木造の柱ではなかった

鼻顔稲荷神社4

社殿の入口
ここから建物の左側を行く廊下は、全て懸造りの上にあたる

鼻顔稲荷神社5

長〜い廊下の終点に、ようやく拝殿があった
あまり掃除や手入れもされていない感じで、他に参拝者もいなかったので、 B級神社の臭いがプンプン

鼻顔稲荷神社6

廻縁などは無く、窓と壁の外はすぐに崖になっていた
PHOTO BY OLYMPUS E-620, JUL. 2009

鼻顔稲荷神社
神楽殿

鼻顔稲荷神社 神楽殿
正式名称/別称はなづらいなりじんじゃ かぐらでん
鼻顔稲荷神社 神楽殿
規模
★★★☆☆
斜面部:整地基壇
懸造り部:木造 朱塗り 桁行五間 梁間三間 貫四段
上屋部:木造 朱塗り 入母屋造り千鳥破風付き 青銅板葺き 桁行三間 梁間三間 勾欄付廻縁
文化的価値
★☆☆☆☆
創建年代不明
平成27(2015)年 竜巻被害のため改修
宗教的価値
★★☆☆☆
稲荷系
秘境度
★★☆☆☆
山道なし 石段なし
〒385-0022
長野県佐久市岩村田4261
JR小海線岩村田駅より徒歩約15分
眺望
★★★☆☆
西面よりほぼ三面、湯川と佐久市街が見渡せる
佐久市は何回訪れても、毎度新しい懸造りが見つかる。 2009年に鼻顔稲荷神社に来た際は、この神楽殿は懸造りではなかったのだが、 その後、懸造りになったり、屋根が葺き替えられたりしたようだ。

鼻顔稲荷神社7

湯川を渡る橋の上から眺めた神楽殿
木が生い茂りすぎて、懸造りの全貌が見えなくなってしまっていた

鼻顔稲荷神社8

真紅にお色直しされて蘇った神楽殿

鼻顔稲荷神社9

湯川に面した部分は、もともと二階建てのようになっていた一階部の周りに、木造懸造りが付け足されたようだ

鼻顔稲荷神社10

近隣住宅に咲いていた藤越しに仰ぎ見る本殿
PHOTO BY CANON EOS-RP, MAY 2022