四度瀧不動尊 奥の院
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正式名称/別称 | よどのたきふどうそん おくのいん/よどのたきふどうどう/ふくろだふどうどう
四度瀧不動尊 奥の院/四度滝不動堂/袋田不動堂 |
規模 ★★☆☆☆ | 斜面部:自然懸崖
懸造り部:木造 黒塗り (立入禁止)
上屋部:木造 入母屋造り 銅板葺き 朱塗り勾欄付廻縁 |
文化的価値 ★☆☆☆☆ | 江戸時代 建立 |
宗教的価値 ★☆☆☆☆ | 本尊:不動明王 |
秘境度 ★★★★★ | 21世紀に残したい日本の自然100選「奥久慈渓谷」
山道あり トンネルあり
茨城県久慈郡大子町 |
眺望 ★★☆☆☆ | 不明(袋田の滝が正面に見渡せるのだろう) |
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栃木県の日光華厳の滝、和歌山県の那智の滝と共に、日本三名瀑に数えられる茨城県の袋田の滝(ふくろだのたき)。無数の巨大な岩が転がる断崖絶壁の渓谷に、四段になって落下するところから、別名「四度の滝(よどのたき)」とも呼ばれる。それだけでも一大観光地として申し分なく、多くの観光客を引きつけているが、懸造りファンとしてはもう一つ見るべき建物が密かに存在することを知り、詳しい情報もないまま、とりあえず向かってみた。新観瀑台の下の斜面に、ひっそりと姿を見せた四度瀧不動尊(よどのたきふどうそん)奥の院がそれだった!
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旅館やお土産屋が並ぶメインストリートの一角に、瀧不動尊というお寺がある
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有料のトンネルをくぐり抜けて袋田の滝の観瀑台へ向かったが、
その終点にも四度瀧不動尊の拝殿があった
どこからか移築されたのか、かなり古い造りのようだ
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高さ120m、四段になって流れ落ちる雄大な袋田の滝!
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エレベーターで昇った新観瀑台に立つと、
目の前の滝の素晴らしさに圧倒されてしまったが、
ふと傍らの崖に目をやると、小さなお堂を見つけた
なんでわざわざそんなところにお堂を建てたんだ?
と感じずにはいられないほどの、かなりの急斜面だった
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PHOTO BY OLYMPUS E-620, SEP. 2009
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懸造りめぐりをはじめて、舞台(廻縁)にも上がれないどころか、建物にも近寄れなかったのが、この四度瀧不動尊奥の院が最初になった。どうも下の観瀑台の脇からは、崖の斜面に沿って歩く遊歩道が伸びており、その途中に目的の懸造りがあるらしい。かつては、この遊歩道から懸造りを経由して滝のすぐ近くまで行けたようだが、危険なので立入禁止となっていた。チャンスがあれば、いつかこの懸造りに接近して、真下から見上げてみたいものだ!
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