HOME 懸造りコレクション 懸造り一覧(都道府県別) 懸造り一覧(宗教別)
懸造り訪問履歴 懸造りランキング 懸造り用語集 古文書・古画集
真田氏と懸造り 掲示板 参考文献、リンク集 更新履歴
番外編:仏塔 番外編:さざえ堂 番外編:天守 番外編:湯屋

小菅神社
奥社

小菅神社 奥社
正式名称/別称こすげじんじゃ おくしゃ
小菅神社 奥社
規模
★★★☆☆
斜面部:整地基壇(石垣) 岩屋あり
懸造り部:木造 桁行六間 梁間一間 貫一段
上屋部:木造 入母屋造り 銅板葺き 桁行四間 梁間四間 勾欄付廻縁
文化的価値
★★★★☆
重要文化財
重要文化的景観「小菅の里及び小菅山の文化的景観」
創建年代不明
天文年間(1532〜1554) 再建
天正19(1592)年 改修
宗教的価値
★★★★☆
祭神:八所権現
本尊:馬頭観世音菩薩(小菅山元隆寺時代)
開基:役小角
北信濃の三大修験場
秘境度
★★★★★
長野県天然記念物「小菅神社のスギ並木」
長野県指定「小菅山郷土環境保全地域」
山道あり 石段あり 鎖場あり
長野県飯山市大字瑞穂字内山7103
眺望
★☆☆☆☆
南面よりほぼ三面、目の前の林ぐらいしか見えない
まずはじめに、小菅神社奥社(こすげじんじゃ おくしゃ)への参拝は、登山だった。開基が役小角(えんのおづの)というところからも山岳信仰の寺院であることがよく理解できる。現在は神社に分類されているが、かつては神仏習合の有名な修験場だったようだ。奥社の入口にあたる鳥居をくぐると、荘厳な雰囲気ともいえる杉の大木に囲まれた石段がつづく。直線的に進んで半分の行程を過ぎたあたりから、一気に急斜面へと変わり、登山の様相を呈してきた。
小菅神社 奥社1
この鳥居をくぐれば、長く険しい奥社本殿への参拝登山がはじまる
小菅神社 奥社2
整然と敷き詰められた石畳ではないが、古き良き参詣道の感じがする
杉並木からの木漏れ日が気持ちいい
小菅神社 奥社3
途中の急斜面の岩屋に置かれた小さな祠、愛染堂
小菅神社 奥社4
登山開始後1時間程度で、ようやく木々の間に巨大な建造物が見えてきた
小菅神社 奥社5
最後の難関ともいえる苔むした石段の上に、懸造りの奥社本殿が全容を現す!
小菅神社 奥社6
あまり高さのない懸造りだが、斜面に立てられているのは間違いないので、 下からの眺めは迫力がある
軒下の構造などはかなりの年代を感じさせる
小菅神社 奥社7
室町の時代から、こんな急な山の斜面に、これほどの伽藍を建ててしまうとは、 古の人々のパワーはすごい!
小菅神社 奥社8
入母屋屋根の後背部は、崖の下へ潜り込んでいた
PHOTO BY OLYMPUS E-620, AUG. 2011