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羅漢寺
千体地蔵堂

羅漢寺 千体地蔵堂
正式名称/別称ぎしゃくつせん らかんじ せんたいじぞうどう
耆闍崛山 羅漢寺 千体地蔵堂
規模
★★☆☆☆
斜面部:自然懸崖 岩屋あり
懸造り部:木造 桁行七間 梁間一間 貫二段 投入型舞台型
上屋部:木造 切妻造り 板葺き 桁行七間 梁間二間 勾欄付舞台
文化的価値
★★☆☆☆
日本遺産
万延元(1860)年 建立
宗教的価値
★★☆☆☆
本尊:千体地蔵菩薩、十王尊
開基:普覚禅師
日本三大五百羅漢
秘境度
★★★★★
耶馬日田英彦山国定公園
耶馬溪六十六景 第九景
九州自然歩道
山道なし 石段あり トンネルあり リフトあり
〒871-0311
大分県中津市本耶馬溪町跡田1501
眺望
★★☆☆☆
南面よりほぼ三面、目の前の林や山門が見渡せる
大分県を代表する名勝、耶馬溪(やばけい)にある岩窟の古刹、羅漢寺(らかんじ)。ここまで懸造りをめぐってきて、大分とは「崖と岩石の王国」だと感じてきていたのだが、その最たるお寺がここだった。何といっても、山中に境内があるだけでなく、数ある堂宇のほとんどが崖の窪みの内側にあるのだから!
羅漢寺 千体地蔵堂1
羅漢寺の駐車場近くから、何とリフトに乗って山の中腹まで行ける
そこから千体地蔵堂は目と鼻の先
羅漢寺 千体地蔵堂2
まるで中国の山奥かシルクロードにでもあるような、 荒々しい岩山と木造寺院の組み合わせ
崖に寄りかかった山門は、とても印象的
羅漢寺 千体地蔵堂3
ここも雨に全く濡れない崖の内側に、無数の石仏が安置されていた
羅漢寺 千体地蔵堂4
室町時代に石仏が安置されて約500年後に、崖に舞台が設けられたという
羅漢寺 千体地蔵堂5
荒々しい奇岩が連なる耶馬溪を望める、格好の舞台になっている
羅漢寺 千体地蔵堂6
それほど年代の経っている懸造りではないのだけど、 この黒々とした容姿は、周囲の白い絶壁とは対照的に際立っている
羅漢寺 千体地蔵堂7
千体地蔵堂や山門の更に先にある無漏窟(むろくつ)は巨大な岩窟になっていて、 羅漢寺を象徴するスポット
羅漢寺 千体地蔵堂8
釈迦の弟子とされる五百羅漢の石像が、岩窟内全体に所狭しと並んでいる
PHOTO BY OLYMPUS E-620, NOV. 2011