HOME 懸造りコレクション 懸造り一覧(都道府県別) 懸造り一覧(宗教別)
懸造り訪問履歴 懸造りランキング 懸造り用語集 古文書・古画集
真田氏と懸造り 掲示板 参考文献、リンク集 更新履歴
番外編:仏塔 番外編:さざえ堂 番外編:天守 番外編:湯屋

木戸不動尊

木戸不動尊
正式名称/別称きどふどうそん
木戸不動尊
規模
★★☆☆☆
斜面部:自然懸崖
懸造り部:木造 朱塗り 桁行三間 梁間三間 貫三段 筋交あり(鉄製) 懸崖型
上屋部:木造 朱塗り一部白塗り 入母屋造り 鉄板葺き 桁行一間 梁間二間
文化的価値
★★☆☆☆
大同元(806)年 開山
応仁元(1467)年 創建
昭和61(1986)年 改修
平成12(2000)年 改修
宗教的価値
★★☆☆☆
本尊:不動明王
秘境度
★★★★☆
山道なし 石段あり
〒321-0615
栃木県那須烏山市小原沢
眺望
★☆☆☆☆
西面よりほぼ三面、目の前の林ぐらいしか見えない
栃木県内にある懸造りは全て制覇したつもりだったが、思いがけずWeb検索で木戸不動尊というのを発見した。いざ現地に行ってみると、およそ観光客も訪れないような、かなり穴場的なローカル寺院だった。付近の立て看板には『「き」木戸不動に 願掛け与一 誕生す』と縁起を示すような文句が載っており、どうもご当地那須烏山のいろはかるたのようだ。かの源平合戦の勇者、那須与一の出生に関わる不動尊なら、もっとメジャーでもいいと思った。
木戸不動尊1
那珂川を見下ろすように東側の山間部を走る一本道の県道を行くと、 左手に「木戸不動尊」という小さな立札が現れる
そこから脇に逸れて、草木の茂る小道を進むと徐々に赤いお堂が見えてくる
木戸不動尊2
切り立った斜面の上に真紅の不動尊と、年代を感じさせる石灯籠が待ち構える
木戸不動尊3
石段を登ると、廻縁のないお堂の中にすぐ入れる
木戸不動尊4
不動尊の内側からの眺め
街道から左に左に回りこんだ立地なので、とてもひっそりとしていた
木戸不動尊5
斜面はかなり急で、懸造りの部分だけ岩が露出していた
岩の上に直接建てている柱も多い
木戸不動尊6
真下から仰ぎ見ると、本尊が祀られていた右手の奥は、 岩の上にも建物が乗っているのがわかった
PHOTO BY OLYMPUS E-620, MAR. 2012