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北向観音堂

北向観音堂
正式名称/別称きたむきさん じゅせんいん かんのんどう
北向山 寿泉院 観音堂
規模
★★★☆☆
斜面部:なし(平地)+追加基壇
懸造り部:木造 桁行六間 梁間一間 貫三段 束柱9本筋交あり
上屋部:木造 入母屋造り 桟瓦葺き 桁行三間 梁間七間 勾欄付廻縁
文化的価値
★★☆☆☆
元和2(1616)年 建立
宗教的価値
★★☆☆☆
本尊:聖観世音菩薩/瓜観音(うりかんのん)
秘境度
★★☆☆☆
山道なし 石段あり
〒382-0084
長野県須坂市大字須坂上町4
長野電鉄須坂駅より徒歩約15分
眺望
★★★☆☆
北面(正面)よりほぼ三面、寿泉院の境内と須坂市街が見渡せる
筆者の郷里、長野県須坂市は「坂」の字が付く通り、緩やかな扇状地に広がる坂と蔵の町である。伝統建築の古い蔵が残り、近年多くの博物館、美術館もできた地域の一角に、北向観音堂(きたむきかんのんどう)があった。幼少の頃より良く知っている町だけど、こんなところに懸造りがあるとは露知らず。北信の千曲川沿いの市町村には、ほぼ漏れなく懸造りが存在していたので、おらが町もその仲間に入れて安心した。
北向観音堂1
懸造りといえば、普通は斜面に建っているはずだが、ここは紛れもなく平地だ!
北向観音堂2
辛うじて梁間一間分だけ、石垣から迫り出して懸造りになっている
北向観音堂3
古くから8月10日の例祭日には、 スイカ売りが境内に集まったことから「瓜観音」と呼ばれる
北向観音堂4
昔ながらの交通の要衝、大笹街道に面して多くの蔵が立ち並んでいる
PHOTO BY OLYMPUS E-620, AUG. 2013