岩井堂観音
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正式名称/別称 | いわいどうかんのんどう
岩井堂観音堂 |
規模 ★★☆☆☆ | 斜面部:整地基壇(石垣) 岩屋あり
懸造り部:木造 桁行六間 梁間一間 貫三段 束柱7本
上屋部:木造 入母屋造り下屋付 茅葺き(鉄板被覆) 桁行三間 梁間?間 勾欄付廻縁 |
文化的価値 ★★☆☆☆ | 長野市指定有形文化財 文化文政年間(1804〜1829) 再建 |
宗教的価値 ★★☆☆☆ | 本尊:馬頭観世音菩薩 |
秘境度 ★★★★★ | 山道あり 石段あり 長野県長野市中条日下野8719-1 |
眺望 ★☆☆☆☆ | 東南面よりほぼ三面、目の前の林ぐらいしか見えない |
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近年、新しい懸造りを探し出すのは困難になってきているのだが、北信濃の寺社めぐりツアーで長野県小川村にある高山寺三重塔を見に行こうと地図を眺めていたら、険しい等高線の山麓に「岩井堂観音(いわいどうかんのん)」という文字を見つけた。「岩井」「岩屋」と名の付く堂宇は懸造りくさいと思い、ググッて画像検索してみたら、見事!懸造りだと判明し、さっそく立ち寄ってみることにした。
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信州名物「おやき」の里として有名な旧中条村の「やきもち屋」という施設の
近くから細い山道を行くと、ようやく看板が現れた
熊出没注意の警告がなんとも恐ろしい...
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虫倉山の登山道から左手に折れて石段を登ると、
お目当ての岩井堂観音が見えてきた
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飾り気がなく、長い風雪に耐えてきたのが感じられる観音堂
鳥かムササビなど小動物の仕業なのか、
壁や堂内の額の至るところに無数の穴が開けられていた
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荒々しい岩や緑と大木に抱かれて、ひっそりと斜面に立つ
こういう無名の懸造りを思いがけず発見して、
実際に訪れてみるのはとても楽しい
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PHOTO BY OLYMPUS E-620, AUG. 2013
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