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文化的価値 ★★☆☆☆日本遺産
名勝・史跡「三徳山」
宗教的価値 ★★★★☆慶雲3(706)年 開山
開山:役小角
中国三十三観音霊場(札所) 第三十一番
伯耆三十三観音霊場(札所) 第二十九番
秘境度 ★★★★★大山隠岐国立公園
三朝東郷湖県立自然公園
中国自然歩道
森林浴の森100選
山道あり 石段あり
〒682-0132
鳥取県東伯郡三朝町三徳
を持して、懸造りの最高峰「日本一危険な国宝」、三徳山 三佛寺 投入堂(みとくさん さんぶつじ なげいれどう)を訪れた。ここは最高級の文化財が四つも集中している、正に懸造りの聖地!滑落の危険もある、急斜面の登山道もなんのその。これを克服してこその達成感が心地よい。
PHOTO BY OLYMPUS E-620
SEP. 2014

三徳山 三佛寺 文殊堂
三徳山 三佛寺 文殊堂
正式名称/別称みとくさん さんぶつじ もんじゅどう
三徳山 三佛寺 文殊堂
規模 ★★★☆☆斜面部:自然懸崖
懸造り部:木造 桁行六間 梁間三間 貫五段 筋交あり 懸崖型
上屋部:木造 入母屋造り背面軒唐破風付 こけら葺き 桁行四間 梁間三間 一重 廻縁 土足禁止
文化的価値 ★★★★☆重要文化財
創建年代不明
天正8(1580)年 再建
昭和49(1974)年 改修
平成元(1989)年 改修
平成4(1992)年 改修
宗教的価値 ★★★★☆本尊:勝手権現
創建:慈覚大師円仁
秘境度 ★★★★★鎖場あり
眺望 ★★★★☆北面よりほぼ三面、三朝町の山々が見渡せる
三徳山 三佛寺1
二本の杉の間に設置された山門をくぐり、宿入橋(やどいりばし)を渡ると参拝登山のスタート
三徳山 三佛寺2
いきなり超急斜面のカズラ坂が待ち構える
文殊堂の直下まで、木の根にしがみつきながら登る
三徳山 三佛寺3
文殊堂の懸造り下まで来て、やっと一休み
この先にあるクサリ坂のため、順番待ちになる
三徳山 三佛寺4
投入堂までの最難関といえるクサリ坂
でも帰路は、ここを通らずに下りられるルートがあった
三徳山 三佛寺5
勾欄のない廻縁で文殊堂を一周できる
高さもあってかなり怖いが、そろりそろりと歩けた
三徳山 三佛寺6
次の地蔵堂までは尾根の上の岩場が続く
ここもかなり危険なので、滑落には要注意!

三徳山 三佛寺 地蔵堂
三徳山 三佛寺 地蔵堂
正式名称/別称みとくさん さんぶつじ じぞうどう
三徳山 三佛寺 地蔵堂
規模 ★★★☆☆斜面部:自然懸崖
懸造り部:木造 桁行六間 梁間五間 貫七段 懸崖型
上屋部:木造 入母屋造り背面軒唐破風付 こけら葺き 桁行四間 梁間三間 一重 廻縁 土足禁止
文化的価値 ★★★★☆重要文化財
創建年代不明
室町後期(1467〜1572) 再建
昭和49(1974)年 改修
宗教的価値 ★★★★☆本尊:地蔵菩薩、子守権現
創建:慈覚大師円仁
秘境度 ★★★★★
眺望 ★★★★☆北面よりほぼ三面、三朝町の山々が見渡せる
三徳山 三佛寺7
地蔵堂は文殊堂と瓜二つ
少し開けたところにあるので、文殊堂よりは気楽に見られる
三徳山 三佛寺8
廻縁から見下ろすと、木々の間、わずかに三佛寺本堂が見えた
三徳山 三佛寺9
岩の上に乗っかっている感がよくわかる地蔵堂
三徳山 三佛寺10
地蔵堂を越えてすぐの鐘楼堂(しょうろうどう)
この釣鐘は重量が2〜3トンあるらしいが、ここまでどうやって持ち上げたのか、懸造り以上に不思議だ

三徳山 三佛寺 観音堂
三徳山 三佛寺 観音堂
正式名称/別称みとくさん さんぶつじ かんのんどう
三徳山 三佛寺 観音堂
規模 ★★★☆☆斜面部:自然懸崖 岩屋あり
懸造り部:木造 桁行四間 梁間一間 貫一段 懸崖型
上屋部:木造 三間社入母屋造り 銅版葺き?(旧こけら葺き) 桁行三間 梁間三間 廻縁
文化的価値 ★★☆☆☆三朝町指定保護文化財
創建年代不明
正保5(1648)年 再建
大正14(1925)年 改修
昭和30(1955)年 改修
昭和50(1975)年 改修
平成9(1997)年 改修
宗教的価値 ★★★★☆本尊:十一面観世音菩薩(重要文化財)
胎内めぐりあり
秘境度 ★★★★★
眺望 ★☆☆☆☆北面よりほぼ三面、目の前の林ぐらいしか見えない
三徳山 三佛寺11
鐘楼堂の先、馬の背、牛の背という尾根のような岩場を抜けると、観音堂が見えてくる
三徳山 三佛寺12
観音堂は投入堂以上に岩屋になっており、屋根のほとんどが潜り込んでいる
三徳山 三佛寺13
お堂の裏、岩窟の一番奥を抜けていくのがルートで、ここは胎内めぐりといわれているようだ
三徳山 三佛寺14
観音堂もご多分に洩れず、岩場に建つ懸造りだ

三徳山 三佛寺 投入堂
三徳山 三佛寺 投入堂
正式名称/別称みとくさん さんぶつじ おくのいん(なげいれどう)
三徳山 三佛寺 奥院(投入堂)
規模 ★★☆☆☆斜面部:自然懸崖 岩屋あり
懸造り部:木造 桁行五間 梁間二間 貫無し 筋交あり 束柱18本高さ二十三尺二寸三分(8.5m) 投入型
上屋部:木造 流造り両側面に庇屋根及び隅庇屋根(縋破風)付 檜皮葺き 桁行一間 梁間二間 一重 勾欄付廻縁 立入禁止
文化的価値 ★★★★★国宝
日本木造遺産
日本三大投入堂
平安後期(1086〜1184) 創建
大正3〜4(1914〜1915)年 改修
平成18(2006)年 屋根葺き替え
宗教的価値 ★★★★☆本尊:蔵王権現(重要文化財)
秘境度 ★★★★★
眺望 ★★★★☆北面(正面)よりほぼ三面、三朝町の山々が見渡せるのだろう
三徳山 三佛寺15
観音堂の出口、崖上から滴り落ちる水を避け、右手に回り込みながら少し進むと、いよいよ最終目的地の投入堂がその姿を現した!
三徳山 三佛寺16
背後の屹立した崖とのコントラストが何ともいえない味わい
これぞ懸造りの醍醐味であり、投入堂は正にその最高峰だ!
三徳山 三佛寺17
ここは標高520mの断崖で、足場も相当な急斜面
右側の不動堂にも近寄り難い
もちろん投入堂は立入禁止
三徳山 三佛寺18
投入堂遥拝所(ようはいじょ)からの眺め
投入堂はじつは二つの建物から成っており、この角度からが左側の愛染堂をよく見渡せる