HOME 懸造りコレクション 懸造り一覧(都道府県別) 懸造り一覧(宗教別)
懸造り訪問履歴 懸造りランキング 懸造り用語集 古文書・古画集
真田氏と懸造り 掲示板 参考文献、リンク集 更新履歴
番外編:仏塔 番外編:さざえ堂 番外編:天守 番外編:湯屋

本楽寺
本堂

本楽寺 本堂
正式名称/別称れんげざん ほんらくじ ほんどう/あみだどう
蓮華山 本楽寺 本堂/阿弥陀堂
規模
★★★☆☆
斜面部:自然懸崖、一部整地基壇(石垣) 巨岩あり
懸造り部:木造 桁行六間 梁間二間 貫三段 懸崖型
上屋部:木造 入母屋造り 銅板葺き 桁行五間 梁間五間 勾欄付廻縁 土足禁止
文化的価値
★☆☆☆☆
平成2(1990)年 建立
宗教的価値
★★☆☆☆
本尊:阿弥陀如来
秘境度
★★☆☆☆
山道なし 石段あり
〒777-0001
徳島県美馬市穴吹町三島字小島123
JR徳島線小島駅より徒歩約15分
眺望
★★★★☆
東面(正面)よりほぼ三面、護摩堂や枯山水庭園、吉野川が見渡せる
徳島県では祖谷に宿泊した後、吉野川をずっと下って美馬市にある本楽寺(ほんらくじ)にやってきた。この空が広い地域での懸造りを見てしまうと、谷が細く深く、急斜面にも集落がある祖谷には、何故、懸造りが建てられなかったのだろうと不思議に思えてしまう。山や斜面が多いだけでは、理由にならないということだ。
本楽寺1
本楽寺に着き、石段を昇って山門をくぐると、 目の前にいきなり枯山水庭園が現れた
本楽寺2
その正面にあるのが立派な入母屋屋根の本堂なのだが、 この時点ではまだ懸造りだとは気づかず...
本楽寺3
堂宇の後背部二間分が、岩の上に立った懸造りとなっていた
本楽寺4
勾欄の下からよく見ると、束柱に貫の入っていない部分もあった
そして奥に見えたのが、この寺二つ目の懸造りのある護摩堂

本楽寺
護摩堂

本楽寺 護摩堂
正式名称/別称れんげざん ほんらくじ ごまどう/ふどうどう
蓮華山 本楽寺 護摩堂/不動堂
規模
★★☆☆☆
斜面部:自然懸崖、一部整地基壇(石垣) 巨岩あり
懸造り部:木造 桁行三間 梁間三間 貫一段 懸崖型
上屋部:木造 宝形造り 本瓦葺き 桁行三間 梁間三間 勾欄付廻縁 土足禁止
文化的価値
★☆☆☆☆
平成21(2009)年 建立
宗教的価値
★★☆☆☆
本尊:不動明王
秘境度
★★☆☆☆
山道なし 石段あり
〒777-0001
徳島県美馬市穴吹町三島字小島123
JR徳島線小島駅より徒歩約15分
眺望
★★★★☆
東面(正面)よりほぼ三面、JR徳島線や吉野川が見渡せる
本楽寺5
大小様々な岩と木々が配置された回遊式庭園を過ぎ、 石畳を進むと小さな宝形造りが見えてくる
本楽寺6
この護摩堂も正面から見ただけでは懸造りとわからず、 回り込んでみて、何とも荒々しい場所に立っていたのかと驚く
本楽寺7
この岩のすぐ下にはJRの線路が通っていて、懸造り越しに徳島線の列車を捉えた
本楽寺8
本堂も護摩堂も勾欄の上からは、 JRや国道192号(伊予街道)と平行に流れる吉野川をどこまでも見渡せた
本楽寺9
枯山水といえば、京都の有名寺院だと、 塀に囲まれた狭い空間に奥行きを感じさせるものだが、 ここではその真逆で、雄大な大河も見下ろした解放感がある
本楽寺10
吉野川の対岸、美馬市脇町には「うだつ」のあがった町並みが残る
時代劇のオープンセットのような見ごたえ
PHOTO BY OLYMPUS E-620, MAY 2017