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行道山浄因寺
清心亭

行道山浄因寺 清心亭
正式名称/別称ぎょうどうさん じょういんじ せいしんてい
行道山 浄因寺 清心亭
規模
★☆☆☆☆
斜面部:自然懸崖
懸造り部:木造 桁行一間 梁間?間 貫一段 懸崖型
上屋部:木造 寄棟造り二重屋根 桟瓦葺き 桁行?間 梁間?間 立入禁止
文化的価値
★★★★☆
栃木県指定名勝
とちぎの景勝百選
和銅6(713)年 創建
元和9(1623)年 雷火により焼失
明治19(1886)年 火災で焼失
大正時代 再建
平成5(1993)年 改修
宗教的価値
★★☆☆☆
開創:行基
秘境度
★★★★★
足利県立自然公園ハイキングコース
関東ふれあいの道
遊歩百選「足利市・自然公園と三名所」
山道あり 石段あり 橋あり(天高橋)
〒326-0068
栃木県足利市月谷町1579
眺望
★★★☆☆
北面よりほぼ三面、境内の堂宇や足利市街が見渡せるのだろう
行道山浄因寺 清心亭(ぎょうどうさんじょういんじ せいしんてい)は、葛飾北斎も浮世絵に描いたという古くから有名な景勝地。関東の高野山とも呼ばれ、由緒あるお寺に思えるのに、現在は無人のようで、基本的にどこも閉め切られていた。ごく稀にしか一般公開されないのが、残念なところだ。
行道山浄因寺 清心亭1
石垣と石段で綺麗に整備された参道
行道山浄因寺 清心亭2
境内の少し開けたところから清心亭を見上げる
右手の岩場から、切通しに懸かった天高橋(てんこうきょう)を渡って清心亭に行けるようだが、立入禁止になっていた
行道山浄因寺 清心亭3
清心亭の裏手からの眺め
急斜面の畑に稀に見かけるモノレールが駐車場からここまで延びていたが、運行はしていなかった
行道山浄因寺 清心亭4
寝釈迦様の待つ山頂までつづく、ハイキングコースの途中からの眺め
あたり一面、見渡す限りの断崖絶壁!
PHOTO BY OLYMPUS E-620, MAY 2018
下調べした限りでは、近くの集落の外れからこの寺の駐車場までの間の道端に、もう一つ古い懸造りがあるとのこと。両側に崖の迫った切通し付近が目指す場所だったが、見つけたのは野晒しになった不動明王像。そしてその近くの道の脇には、建具や壁板を横倒しにして、ガードレールのようにした物があった。かつて懸造りの不動堂があったのだが、老朽化で取り壊してしまったのか...。

古文書・古画に見る懸造り

『諸国名橋奇覧 足利行道山くものかけはし』

錦絵
葛飾北斎 画
天保初年頃(1833〜34) 出版
行道山浄因寺 清心亭・錦絵
全11作の諸国名橋奇覧シリーズの一つとして、清心亭へ至る天高橋が「くものかけはし」として印象的に描かれている。

『北斎漫画 下野行道山』

スケッチ画
葛飾北斎 画
文化11(1814)年 初編発行、以降、明治11(1878)年まで、全15編発行
行道山浄因寺 清心亭・スケッチ
同じく葛飾北斎による画集「北斎漫画」の中に、またも行道山浄因寺が収録されている。それほどお気に入りの風景だったのか、境内全体がわかるような、錦絵とは逆のアングルで描かれている。

檀家に配られた古写真

明治19(1886)年の焼失以前に撮影
行道山浄因寺 清心亭・古写真
1980年頃、当時の浄因寺住職が焼き増しして檀家役員に配ったとされる、清心亭の古写真。大正時代に再建された現在の造りとは異なり、立派な懸造りが見られる。写真から読み取れる懸造り部の構造は以下の通り。
桁行三間 梁間三間 貫三段

出展:産経ニュース