岩州の薬師堂
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正式名称/別称 | いわすのやくしどう
岩州の薬師堂 |
規模 ★★☆☆☆ | 斜面部:自然懸崖 岩屋あり
懸造り部:木造 桁行一間 梁間二間 貫一段 投入型
上屋部:木造 切妻造り 板葺き 桁行一間 梁間三間 |
文化的価値 ★★☆☆☆ | 生坂村指定文化財
元禄11(1698)年 建立?
寛政6(1794)年 再建 |
宗教的価値 ★★☆☆☆ | 本尊:薬師如来 |
秘境度 ★★★★★ | 岩州公園
山道あり 石段あり
長野県東筑摩郡生坂村小立野入 |
眺望 ★★☆☆☆ | 眼下に「悪魔の口」などの奇岩群と、公園内の林が見渡せる |
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安曇野市と生坂村にまたがって岩州(いわす)という公園が広がっている。公園といっても完全に山の中で、奇岩群を楽しめるトレッキングコースと言った方がよいだろう。ここに薬師堂という懸造りがあるのを知っていたが、そこへたどり着くためには、秘境度五つ星の中でも最難関のコースが待ち構えていた。
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細い林道の終点に岩州公園の入口がある
かなり昔に立てられた地図があるが、字が擦れていてほぼ読めない
鳥居は右手奥にある山の神への参道で、奇岩散策のメインルートは鳥居の左手から下る山道だった
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登山道の途中に見どころを示した標識もあるのだが、方向も距離も不明で、鉄柱から外れて地面に落ちていたりもするので、どう行けばそこへたどり着けるのかさっぱりわからない
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「薬師堂入口」の分岐点から獣道のようなところを下り&上りを繰り返して、ようやく白い奇岩地帯に到着!
いきなり姿を現したのが「悪魔の口」と呼ばれる、高さ2〜3mの奇妙な大岩
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その脇の荒々しい岩肌に、黒くて小さなお堂がはめ込まれている
これこそが目指した薬師堂で、おどろおどろしい周りの岩と妙にマッチしている
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この虚弱な姿と周りの地形の険しさから、当サイトでは「信州の投入堂」に認定する!
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連子窓が懸造りのお堂に使われるのはとても珍しい
昔話に出てくる怖い山姥が住んでいるのは、きっとこんな小屋なんだろうな、と想像力を掻き立てられる
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岩州公園 山の神 神楽殿
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正式名称/別称 | いわすこうえん やまのかみ かぐらでん
岩州公園 山の神 神楽殿 |
規模 ★★☆☆☆ | 斜面部:自然懸崖
懸造り部:木造 桁行十間 梁間五間 貫三段 筋交あり
上屋部:木造 寄棟造り 鉄板葺き 桁行十間 梁間五間 筋交あり |
文化的価値 ★★☆☆☆ | 創建年代不明 |
宗教的価値 ★★☆☆☆ | 神社付属施設 |
秘境度 ★★★★★ | 岩州公園
山道あり 石段なし
長野県安曇野市明科東川手 |
眺望 ★★☆☆☆ | 正面の山の神の小堂と、公園内の林が見渡せる |
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公園入口の鳥居から斜面を登った先は、開けた境内になっていて、山の神の小さなお堂と、それに相対して建つ神楽殿があるだけだった
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この中信地方の特徴とも言えそうなのが、この神楽殿の様式だ
下りの斜面が後背部に来るようにして、上屋から一体化した懸造りの柱で建物全体を支えている
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PHOTO BY OLYMPUS E-620, APR. 2019
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