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岩殿山観音堂

岩殿山観音堂
正式名称/別称いわどのさんかんのんどう
岩殿山観音堂
規模
★★☆☆☆
斜面部:自然懸崖 岩屋あり
懸造り部:木造 桁行四間 梁間二間 貫一段 投入型
上屋部:木造 屋根なし(鉄板庇あり) 桁行三間 梁間三間
文化的価値
★★☆☆☆
創建年代不明
宗教的価値
★★☆☆☆
本尊:観世音菩薩
秘境度
★★★★★
山道あり 石段あり
〒399-7411
長野県松本市中川会吉
眺望
★☆☆☆☆
南面よりほぼ三面、目の前の松林ぐらいしか見えない
松本市と合併した旧四賀村は化石の産地として知られ、古い地層がいくつも見られる。そんなむき出しの地層に岩屋が存在すると、古来より人々は霊験を感じるようになり、そこに懸造りのお堂も建てられていく。岩殿山観音堂(いわどのさんかんのんどう)は漏れなくそんなケースの一つで、投入型の迫力も感じられる。
岩殿山観音堂1
観音堂が山深い場所にあって行き方がわからなかったので、 地元の博物館の方に道順を教えてもらった
麓の会吉天白社の鳥居から参拝登山を開始
岩殿山観音堂2
天白社の境内を過ぎるといよいよ山道になるが、 数分も歩くと巨大な岩屋に潜り込んだ観音堂が見えてきた
岩殿山観音堂3
周囲は松茸山になっていて、入山は厳しく制限されている
岩殿山観音堂4
なんと、お堂には天井がなかった!
よく考えてみれば投入型には自然の天蓋があるので、 屋根があってもなくても関係ない
観音様を拝む際、頭上の洞窟の天井を見上げると、丸い空間に宇宙を感じられそうだ
PHOTO BY OLYMPUS E-620, APR. 2019