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多賀神社
(清水観音堂)

多賀神社(清水観音堂)
正式名称/別称たがじんじゃ(きゅうきよみずせんじゅかんのんどう)/きよみずかんのん
多賀神社(旧清水千手観音堂)/清水観音
規模
★★★☆☆
斜面部:整地基壇(石垣)
懸造り部:木造 朱塗り 桁行五間 梁間四間 貫三段
上屋部:木造 入母屋造り 銅板葺き 桁行三間 梁間四間 朱塗り勾欄付廻縁
文化的価値
★★☆☆☆
創建年代不明
寛文3(1663)年 建立
昭和59(1984)年 再建
宗教的価値
★★★☆☆
開基:行基、もしくは坂上田村麻呂
祭神:伊弉諾尊
津軽三十三観音札所(霊場) 第二番
清水系
秘境度
★★★★☆
青森県指定「私たちの名水」
山道なし 石段あり
〒036-1441
青森県弘前市桜庭清水流104
眺望
★☆☆☆☆
南面(正面)よりほぼ三面、境内の杉林ぐらいしか見えない
弘前市の西方にある目屋(めや)という地域には、小規模ながら見応えのある神社仏閣が多い。そのうちの一つ、多賀神社(たがじんじゃ)は少々複雑な経緯がある。もともとは清水観音(きよみずかんのん)として広く信仰を集めたようだが、明治の神仏分離令により神社名に変わった。しかし観音信仰としては依然そのままで、津軽三十三観音として残っている。
多賀神社(清水観音堂)1
長閑な農村部を走る県道28号線から一本脇道に入ると、すぐ多賀神社の鳥居が見えてくる
多賀神社(清水観音堂)2
巨大な杉の木が生い茂る境内を、石段に沿って進む
多賀神社(清水観音堂)3
いくつかの石段を登った先に見えてくる真紅の社殿
多賀神社(清水観音堂)4
縁起によると行基か坂上田村麻呂が創建したといわれるが、朱塗りの懸造りや清水という名前から、当サイトでは坂上田村麻呂説をとり、清水系に分類する
多賀神社(清水観音堂)5
かつての本尊の千手観音は、現在は弘前市禅林街の桜庭山陽光院に移されている
多賀神社(清水観音堂)6
神社らしいというべきか、クロスに掲げられた日の丸が印象的
PHOTO BY OLYMPUS E-620, MAY 2019