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鳥辺山妙見堂
絵馬堂

鳥辺山妙見堂 絵馬堂
正式名称/別称とりべやまみょうけんだいぼさつみょうけんどう えまどう
鳥辺山妙見大菩薩妙見堂 絵馬堂
規模
★★★☆☆
斜面部:自然懸崖
懸造り部:木造 桁行四間 梁間五間 貫四段 懸崖型 補強柱あり(鉄製)
上屋部:木造 入母屋造り 桟瓦葺き 桁行二間 梁間三間 四方吹き抜け 勾欄あり
文化的価値
★★☆☆☆
創建年代不明
宗教的価値
★★☆☆☆
本尊:妙見大菩薩
秘境度
★☆☆☆☆
山道なし 石段あり
〒605-0846
京都府京都市東山区五条橋東6-522
JR京都駅よりバス、下車後徒歩約10分
眺望
★★★☆☆
西面よりほぼ三面、京都市街が見渡せる
京都を代表する観光地、清水寺の参道である清水坂の一本南に茶わん坂がある。その更に南側、喧騒から離れた路地の奥に、清水の舞台のような懸造りの鳥辺山妙見堂 絵馬堂(とりべやまみょうけんどう えまどう)があった。
鳥辺山妙見堂 絵馬堂1
鳥辺野という広大な墓地にある寺院の一角ではあるが、 茶わん坂側の民家の隙間にある、門のようなところから境内に入れた
鳥辺山妙見堂 絵馬堂2
絵馬堂から墓地側を見下ろすのかな?と思っていたが、墓地とは平坦な地続きで、 境内の一部から西側に下った斜面に懸造りがあった
鳥辺山妙見堂 絵馬堂3
四方吹き抜けの開放感のある上屋に、その名の通り、 巨大な絵馬がいくつも奉納されている
鳥辺山妙見堂 絵馬堂4
お堂の床面がすぐ脇の民家の屋根ギリギリの高さなので、 辛うじて京都市街を遠くまで見通せた
PHOTO BY CANON EOS-RP, NOV. 2019

古文書・古画に見る懸造り

『花洛名勝図会 東山之部 巻之七 其二 妙見堂』(部分拡大)

地誌
元治元(1862)年 刊行
鳥辺山妙見堂 絵馬堂・地誌
京都の名所を著した地誌は多数存在し、その中の一つ『花洛名勝図会』に絵馬堂が現在と同じように懸造りで載っている。裳階のある隣の本堂を含め、この頃から伽藍は変わっていないように思える。