廣八幡宮 拝殿
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| 正式名称/別称 | ひろはちまんぐう はいでん
廣八幡宮 拝殿 |
規模 ★★☆☆☆ | 斜面部:整地基壇(石垣) 外側階段(石段)あり
懸造り部:木造 黒塗り 桁行二間 梁間二間 貫一段
上屋部:木造 朱塗り 入母屋造り こけら葺き 桁行二間 梁間三間 |
文化的価値 ★★★★☆ | 重要文化財
日本遺産
宝永元(1704)年 建立 |
宗教的価値 ★★☆☆☆ | 祭神:應神天皇(誉田別命)、神功皇后(気長足姫命)、仲哀天皇(足仲津彦命) |
秘境度 ★★☆☆☆ | 山道なし 石段あり
〒643-0064
和歌山県有田郡広川町上中野206
JR紀勢本線湯浅駅よりタクシー約5分 |
眺望 ★★☆☆☆ | 西面(正面)よりほぼ三面、境内の舞殿などが見渡せる |
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最初にWebかSNSで見つけたこちらの廣八幡宮(ひろはちまんぐう)の拝殿が懸造りっぽいなぁと感じて、いろいろと調べていたら「稲むらの火」という伝承を知った。それ以降、本当に懸造りだったら新たな伝説になりそうと思っていて、ついに今回訪れて晴れて懸造り認定となった。
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安政元(1857)年に起きた安政南海地震で夜に津波が発生し、高台にある廣八幡宮へ避難を呼びかける際、田んぼの稲むらに火をつけて住民を誘導したという逸話が残っている
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信州などに多く見られる懸造りは災害対策が起源の一つではないかというのが私の考察で、こちらの事例もまさにそれに近いものがあると感じた
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もともと神仏習合だった神社で、背後の丘は古墳だということを授与所の方に教えてもらった
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古くから地域に根差した神社仏閣は信仰のよりどころだけではなく、災害大国として住民の安全を守る使命も合わせ持つのだろう
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PHOTO BY CANON EOS-RP, SEP. 2025
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