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如法寺 毘沙門堂
如法寺 毘沙門堂
正式名称/別称とみすさん にょほうじ びしゃもんどう
冨士山 如法寺 毘沙門堂
規模 ★★☆☆☆斜面部:自然懸崖
懸造り部:木造 桁行六間 梁間六間 貫五段 懸崖型
上屋部:木造 宝形造り唐破風付き 桟瓦葺き 桁行三間 梁間二間 勾欄付廻縁 立入禁止
文化的価値 ★☆☆☆☆大洲市指定史跡
明治41(1908)年 建立
宗教的価値 ★★☆☆☆本尊:毘沙門天
秘境度 ★★★★☆山道なし 石段あり
〒795-0011
愛媛県大洲市柚木943
眺望 ★☆☆☆☆西面よりほぼ三面、目の前の林ぐらいしか見えない
彦名神社から、車で走ること数分、次の懸造りのある如法寺(にょほうじ)に到着した。少彦名神社が見事に復興を遂げた対極にあるように、こちらの毘沙門堂は人知れず崩壊の道を突き進んでいた。稀有な懸造りが多く残る大洲を語るには、外せない建築ではあると思うが、このような状態ではとてもその一角を担うことは難しいと思われる。当サイトで敢えてこの状況を示すことにより、毘沙門堂が在りし日の素晴らしい懸造りの姿を取り戻すような力が働くを事を、切に願うばかりである。
PHOTO BY OLYMPUS E-620
MAY 2017
如法寺 毘沙門堂1
一見しただけでは富士山と読めるような冨士山(とみすやま)の中腹に如法寺がある
非常に残念なことに、境内図のどこを見ても毘沙門堂の姿が見当たらない
如法寺 毘沙門堂2
境内に入り、辺りを見渡してもそれらしき懸造りが見当たらなかったのだが、山門の前に延びた参道の左手脇の木々の間に小さなお堂があった
如法寺 毘沙門堂3
これが目指した毘沙門堂の現在の姿だった
正面からは普通のお堂のように見えたが、よく見れば後方の屋根はないし、奥の壁もなく、その先の林まで見通せてしまっていた
如法寺 毘沙門堂4
左側の懸造りは細い柱だが、なんとか丈夫に立っている
斜面には崩れ落ちた屋根瓦が散乱していた
如法寺 毘沙門堂5
屋根はほぼ無くなっており、完全に雨ざらしになっている
床板もなく、お堂は枠があるだけのような感じだ
如法寺 毘沙門堂6
右側の崩壊は、痛々しいほどの激しさだ
こうなると完全倒壊は時間の問題に思えてくる
法寺は江戸時代〜明治維新まで大洲城主を務めた加藤家代々の菩提寺であり、平成16年に天守が木造で復元された際にも、冨士山から木材を提供したとのこと。 ならば自らの境内にある、この小さな懸造りにも是非目をかけてほしいものだ。