HOME 懸造りコレクション 懸造り一覧(都道府県別) 懸造り一覧(宗教別)
懸造り訪問履歴 懸造りランキング 懸造り用語集 古文書・古画集
真田氏と懸造り 掲示板 参考文献、リンク集 更新履歴
番外編:仏塔 番外編:さざえ堂 番外編:天守 番外編:湯屋

岩窟観音堂

岩窟観音堂
正式名称/別称とがくしたがしらのがんくつかんのんどう
戸隠田頭の巌窟観音堂
規模
★★☆☆☆
斜面部:整地基壇(石垣) 岩屋あり
懸造り部:木造 束柱なし
上屋部:木造 入母屋造り 鉄板葺き 桁行三間 梁間三間 勾欄付廻縁
文化的価値
★★☆☆☆
長野市指定有形文化財
文政8(1825)年 建立
宗教的価値
★★★☆☆
本尊:観世音菩薩、馬頭観世音菩薩
秘境度
★★★★★
長野市指定天然記念物(岩窟観音堂の大杉)
山道あり 石段なし
〒381-4104
長野県長野市栃原7052
眺望
★★☆☆☆
南面(正面)よりほぼ三面、目の前の大杉と周りの山林が見渡せる
蕎麦の名産地として知られる戸隠(とがくし)は、天岩戸伝説にちなむ神社群や忍者の里としても有名で、深山幽谷の世界が広がる。そんな山岳霊場の一端を見せる懸造りが、田頭地区の奥にある岩窟観音堂(がんくつかんのんどう)だ。同じ長野市のブランド薬師と同時に、平成30年に市指定有形文化財に登録されている。参考文献「長野市指定文化財指定調書」 出展:長野市地方文化財保護審議会
岩窟観音堂1
集落の先の林道から登った山の斜面で、 樹齢約450年という大杉の脇に観音堂が見えてくる
岩窟観音堂2
この観音堂最大の特徴は、曲がった木材を巧みに利用して、 柱を立てることなく斜面に基壇を形成していること
岩窟観音堂3
お堂の中には、奉納された絵馬がたくさん掲げられていた
岩窟観音堂4
内部はそのまま岩屋に繋がっていて、厨子の安置された奥まで木の階段を登れる
岩窟観音堂5
廻縁の目の前には、幹の太さ8mという杉の巨木が立ちはだかる
岩窟観音堂6
少し離れた岩場でも、いくつかの石仏がこの霊場を静かに見守っている
PHOTO BY OLYMPUS E-620, AUG. 2019