HOME 懸造りコレクション 懸造り一覧(都道府県別) 懸造り一覧(宗教別)
懸造り訪問履歴 懸造りランキング 懸造り用語集 古文書・古画集
真田氏と懸造り 掲示板 参考文献、リンク集 更新履歴
番外編:仏塔 番外編:さざえ堂 番外編:天守 番外編:湯屋

伊崎寺
棹飛堂

伊崎寺 棹飛堂
正式名称/別称いさきじ さおとびどう
伊崎寺 棹飛堂
規模
★★☆☆☆
斜面部:整地基壇(石垣) 岩屋あり 湖あり
懸造り部:木造 朱塗り白塗り 桁行五間 梁間二間 貫二段 懸崖型
上屋部:木造 朱塗り白塗り 入母屋造り唐破風付 銅板葺き 桁行三間 梁間三間 勾欄付廻縁
文化的価値
★☆☆☆☆
創建年代不明
宗教的価値
★★★☆☆
創建:役行者
開基:相応
秘境度
★★★★☆
伊崎国有林ハイキングコース
山道なし 石段あり
〒523-0803
滋賀県近江八幡市白王町1391
眺望
★★★★☆
北面(正面)よりほぼ三面、琵琶湖に突き出た棹飛びの棹と、沖島が見渡せる
琵琶湖の中で最大の島である沖島に向かって突き出した半島の先に、伊崎寺(いさきじ)がある。ここは比叡山延暦寺系列のお寺で、毎年8月1日に棹飛び(さおとび)という行事が行われる。岸の絶壁から琵琶湖に向かって、長さ約13mもの木製の柱が伸びており、その突端から行者が7m下の湖面にダイブするのだ。
伊崎寺 棹飛堂1
駐車場から山の斜面に沿って歩くこと20分で、伊崎寺の本堂に着く
そこに棹飛堂の案内板があって、右手に折れ下りの石段を進んでいく
伊崎寺 棹飛堂2
すると岬の斜面に、懸造りの棹飛堂が見えてくる
残念ながら、岸側から堂宇の正面や全景は拝めない
湖上の船からしか見れないようだ
伊崎寺 棹飛堂3
朱塗りだったところに白塗りしたような柱が特徴的
廻縁には勾欄もあるのだが、急斜面すぎて危険なためか、 竹竿が縛り付けられて立ち入りを制御している
たまに見かける鉄製の柵よりは、マシといったところか
伊崎寺 棹飛堂4
廻縁から見下ろした棹飛びの棹
ところでこの棹は、どうやってここに設置したのだろう?と思えてくる
陸地側からクレーンで吊ろうにも、そんな足場もない断崖絶壁だし
伊崎寺 棹飛堂5
懸造りの内側には、何故か古いハンディカメラが設置されていたが、 配線がなかったので、監視しているようではなかった
伊崎寺 棹飛堂6
今は棹飛び行事は、寺の修行僧だけに限定されているようだが、 過去には無断で入った人で死亡事故も起きたらしい
そのため、現在は厳重に立ち入りが制限されていた
PHOTO BY OLYMPUS E-620, JAN. 2014