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江之浦測候所
光学硝子舞台

江之浦測候所 光学硝子舞台
正式名称/別称おだわらぶんかざいだん えのうらそっこうじょ こうがくがらすぶたい
小田原文化財団 江之浦測候所 光学硝子舞台
規模
★★★☆☆
斜面部:整地基壇(石垣)
懸造り部:木造 桁行七間 梁間五間 貫三段 舞台型
上屋部:なし(光学硝子床) 立入禁止
文化的価値
★☆☆☆☆
平成29(2017)年 建築
宗教的価値
★☆☆☆☆
なし
秘境度
★★★☆☆
山道なし 石段あり
〒250-0025
神奈川県小田原市江之浦362-1
JR東海道本線根府川駅より無料送迎バス(入場には事前予約が必要)
眺望
★★★★★
南東面(正面)より三面、ミカン畑と相模湾、太平洋が広く見渡せる
現代美術作家の杉本博司氏が設立した小田原文化財団によるアート施設、江之浦測候所(えのうらそっこうじょ)が2017年に開館して、そこに近代建築による懸造りがあることは以前から把握していた。ただ、建築されたばかりの無垢材による木組みだと白すぎて趣が感じられず、ある程度年数が経ってからの方がよさそうだと思い、タイミングを見計らって出かけた。

江之浦測候所 光学硝子舞台1

誰もいないうちの撮影を狙って10:00に開門ダッシュしたが、園内の施設配置や通路がわかりにくくて迷った
写真中央のは庭園に配置された観賞用の石かと思ったら、石づたいに光学硝子舞台へ至る通路だった

江之浦測候所 光学硝子舞台2

光学硝子舞台(こうがくがらすぶたい)
上屋のない懸造りだが、一面にガラス床が敷き詰められている

江之浦測候所 光学硝子舞台3

舞台を見るために、古代ローマ遺跡の円形劇場のような客席もある
海を見下ろせる斜面にせり出しているので、史上最高のオーシャンビュー懸造りだ

江之浦測候所 光学硝子舞台4

舞台下から冬至光遥拝隧道の終点部(採光口)を見上げる

江之浦測候所 光学硝子舞台5

この根府川地域では斜面を利用したミカン栽培が盛ん

江之浦測候所 光学硝子舞台6

冬至光遥拝隧道、内部途中からの眺め
冬至だけでなく、夏至、春分・秋分の日の出が差し込むラインに沿って、いくつかの建造物が配置されている
PHOTO BY CANON EOS-RP, OCT. 2024